統合失調症

統合失調症

統合失調症の主な症状

こんな体験をして困っている方はぜひご相談ください。

• 理由なく不安やイライラが襲ってくる
• 自分一人しかいない部屋で他人の声が聞こえる、その声に応答してしまう
• 誰かに見張られている、つきまとわれている気がする
• 自分の行動や考えが、他人に察知されている、操作されているような気がする
• 誰かが自分の悪口を言っている気がする
• 昔に比べて意欲や気力、集中力が低下して興味や関心が薄れている
• 他者との会話やかかわり合いを億劫に感じる
• 注意力が散漫になったり、会話していても話がまとまらなくなったりする
• 昔に比べて家事や仕事を順序よく効率的にできなくなっている

統合失調症とは

統合失調症は、脳内の様々な情報をうまく統合することが難しくなる慢性疾患です。思考や行動にまとまりがなくなったり、物事を進めようとする意欲が低下したり、日常生活に支障をきたすようになります。

珍しい病気ではありません

統合失調症の生涯罹患率は約100～200人に1人と言われており、決して珍しい病気ではありません。思春期や青年期に発病することが多く、治療が遅れるほど脳機能が改善しにくくなりますので、気になる症状などが見られたときは、お早めに精神科をご受診ください。

統合失調症の治療

統合失調症の治療は、現在のところ薬物療法が中心であり、適正量の抗精神病薬をできるだけ早期に開始し、継続することが重要とされています。しかしご自分が統合失調症に罹患していることを自覚することは患者さんにとって容易でなく、薬物療法に対して不安に感じられる方も多いです。まず我々医療者が信頼関係を構築しながら、丁寧な説明を繰り返すことで、この部分をクリアすることが治療の肝と言えます。
もちろん薬物療法一辺倒では不十分であり、心理教育や社会生活技能訓練など患者さん一人ひとりに合せて併用していきます。