院長あいさつ
ご挨拶

このたび、箕面市桜井駅前に、藤田こころのクリニックを開設させていただきました。
人のこころの奥深さや、これらの診療科の対話を重視する伝統に大きな魅力を感じつつ、これまで精神科、心療内科、緩和ケア科の病院勤務医として切れ目なく臨床に携わってきました。
様々な悩み、ご要望に柔軟に対応できるクリニックをめざしてまいります。
院長 藤田 健司
略歴
- 滋賀医科大学卒業
- 京都府立医科大学附属病院精神科
- もみじが丘病院 精神科
- 大津市民病院 緩和ケア科・心療内科
- 五条山病院 精神科
- 愛生会山科病院 心療内科
資格
- 日本精神神経学会精神科専門医
- 日本精神神経学会認定認知症診療医
- 精神保健指定医
所属学会
- 日本精神神経学会
- 日本児童青年精神医学会
青年期の方へ
高校生から大学生の年代に当たる青年期はアイデンティティの確立や精神的自立が求められていく時期であるが、様々な精神的不調が生じやすい時期でもあると言われています。特に気分の落ち込みなどの抑うつ症状は大学生における死因第一位である自殺 との関連も指摘されるなか、抑うつの問題を抱えた方が専門機関に相談される 割合が低いことも問題視されています。通常大学には保健管理センターなどの 窓口がありますが、知人、友人の目を気にされてなかなか相談ができないかも しれません。そのような場合、お気軽に当院にお越しいただければと思います。
自己の性別に関する悩みについて
出生時の生物学的な性別と「自分がそうありたい」という自己認識上の性別とがずれてしまうことの生きづらさ、苦痛は当事者にとって深刻なものであり、「性同一性障害」の診断の下、医療的介入が行われてきました。しかしこの病名では「生物学的な性別に対して違和感を感じること自体が異常であり、疾患である」と受け取れてしまいます。そこで世界保健機関(WHO)の「国際疾病分類」改定版(ICD-11)において、性同一性障害が「精神障害」の分類から除外され、「性の健康に関連する状態」という分類の中の「Gender Incongruence(性別不合)」に変更される ことになりました。これにより、出生時に割り当てられた性別への違和感自体が「病気」や「障害」ではないと宣言されることになりました。(ICD-11は、 2022年1月1日から効力を発します)
WHOが宣言することで、差別やスティグマ(社会的汚名)の減少や人権上問題のある社会制度の是正が促進されることを期待します。 当院でも、「性別不合」そのものは精神疾患ではないことや、性的志向や性自認は個々人にとって極めてデリケートなものであることを踏まえた上で、「精神疾患ではないから診療しない」のではなく、そのことに伴う当事者の社会心理的苦痛にきちんと焦点を当てていこうと思います。
当院の理念として
- 精神疾患は身体疾患とは異なるものとして蔑視されてはならない。
- 相談に来られた方は、医療者に自己開示を強制されてはいけない。
- 患者さんと医療者とが治療に必要なあらゆる情報を共有すること(双⽅の間の情報格差を減らしていく)
- 患者さんや相談者さんが当院の玄関口に来られた時点での我々の応対が、すでに心理的な治療の開始を意味しているものとしてスタッフ一同が誠実にご対応いたします。
藤田こころのクリニック
概要
- 診療科目
- 心療内科 精神科
- 住所
- 大阪府箕面市桜井1丁目7-20
宝メディカルビル2F - アクセス
- 阪急箕面線
「桜井駅」徒歩2分 - TEL
- 072-737-4660
- WEB予約
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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9:00-12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | / |
16:00-19:00 | ● | / | ● | ● | / | / | / |
- ●休診日:日曜・祝日
- ※診療(受付)時間は、事前予告なしに変更させていただく場合があるのでご了承下さい。
特に再診をご希望の方は電話でのご予約をお勧めしております。 - ●言語療法:月~金曜日 午前中のみ
- ※適宜、往診や認知症相談にも対応いたします。
また常勤の言語聴覚士による言葉の相談、言語療法(原則、未就学の方)も行っております。